驚異の新種ギターロックバンド「ニアフレンズ」インタビュー
数々のフェスやサーキットイベントに出演されている大阪の若手バンド、ニアフレンズ。
精力的に活動している彼らは、2017年12月20日に3rd single「spread spirit」のリリース。
レコ発直前に、今回の作品に込めた思いや、バンドのこれからについての思いをインタビューさせていただきました。
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ニアフレンズの今後の目標
―――最近とても勢力的に活動されていて、たくさんのサーキットイベントやライブに出演されていますが、いま目指している目標はありますか?
篤:最初に僕らが見に行って、出たフェスがCOMIN’KOBEなので、やっぱりちゃんと出たい。
一回立たせてもらったとは言えオーディションだったんで、来年開催されるんであればやっぱり呼ばれて立ちたいですし、最終目標は一番でかいワールドステージに出たいなと思います。
人として好きなんですよ、このフェス。
イベントなんて山ほどあるけど、COMIN’KOBEだったり、京都大作戦とかは制作側の思いがちゃんと見えてきて、ちゃんと伝わってくるんで。
そこでちゃんとかっこいいライブしたいなって思います。
大河:フェスってなったら、僕らやっぱ最初に思い浮かぶのがCOMIN’KOBEなんです。
その次に夏フェスに出てみたいなってなる。
空志:そう、やっぱCOMIN’KOBE出たいっすね。
―――みなさん一致でCOMIN’KOBEに出たいという思いがあるんですね!
篤:そうですね。
そのために神戸通ってるみたいなとこあるんで(笑)。
去年も僕らを出さしてあげたい!
とは言っていただいてたんですが、僕らとCOMIN’KOBEとの間にちゃんと関係ができてないと言われて。
「前にオーディションに勝ち抜いてCOMIN’KOBEに出たことがあるバンドってだけのつながりになってしまっているから、神戸とニアフレンズの結びつきとかを考えたら主催側としてはプッシュできやんかった」と言われて、だったらもう今年はちゃんと出られるように毎月のように行きたいなと思って。
そういうとこちゃんと言ってくださるとこも大好きなんです(笑)。
ーーーニアフレンズのライブ量はなかなかハードなものだと思うのですが、このライブ量をこなすモチベーションはどこから出てくるのですか?
篤:正直大変ですよ(笑)。
でも俺らは誘われたイベントに対して、熱量だったり人間味を感じられるものがあるなら、やれるだけのことをやるだけって感じです。
俺らって、世間的に言ったら一番ドベのドベやと思ってるんです。
全員フリーターやし、みんな最終学歴高卒で、大学も行ってない就職もしていない親不孝者かも知れへんけども、俺たちが唯一集まってできるってことは、もうひたすらに全力でやるしかないなっていう。
今好きなことをやらせてもらえる環境にいるなら、もうそれをやり抜くしかないなと思って。
だから俺たちを本当に必要としてくれてる場所があるなら、次の日がなんかあっても、朝が早かったとしても、「いや行くし」みたいな。
呼ばれる限りはとことんやりたいなと思ってやってるだけです。
―――それってかなりすごいことですよね。
篤:そうですね、自分らがやりたい人とやらせてもらうこともあるけど、それ以外にもかなりの数のお誘いをいただいていて。
―――周りが推してなかったらそんなにブッキングされないじゃないですか。
篤:そうですね。
ありがたいことですが、例えばSNSでつながって、たまたま俺らのライブを見に来てくれて、「一緒にライブしませんか?」みたいな感じで来てくれたら一緒にしたいと思うんですけど、いきなりメールフォームで知らん人から来たら、俺らその人知らんから、なんも言えないし、出てもいいライブができないと思っちゃう。
―――なるほど。
篤:別に他力本願とかじゃなくて、俺は本当のことしか言いたくないんで、本当のこと言ったら「なんなんすか」ってなっちゃう。
俺たちライブはエンターテイメントだと思ってるので、お互いが歩み寄った上で成り立つと思っているんですよ。
まあ、そんな風なお誘いを受けてるだけなので、なんかライブ行っても「今日もよろしく~」みたいな感じになることが多いです。
大河:うぇ~い!
みたいな(笑)。
篤:ほんと頭悪~い会話しかしやん(笑)。
―――ニアフレンズさんって少しとがった感じと面白い感じが特徴的ですよね。
篤:(笑)。
例えば対バンライブの時、俺らめちゃめちゃライブしてるから、俺らがライブよくなかったらあかんくない?
って自分に対してのプレッシャーみたいな。
俺らよりライブ経験が少ないバンドに俺らがまずライブで負けたら絶対ダメやと思うんですよ。
俺らは俺らでの強みがあるし、もちろん音楽は勝ち負けじゃないけど、でも絶対負けへんっていう自信がある。
そんなけやって来てるんで。
―――ツイートとかたまにすごいとがってますよね(笑)。
篤:あれでも抑えてる方なんですよ(笑)。
やけど、言いたいことをボロボロいうのはただのトゲだし、SNSで言うべきことではないと思ってます。
音楽やってるんやから音楽で気持ちを伝えるのが俺らの仕事やと思うんで、そんなん垂れ流してたらほんとただのOLの裏垢みたいになってまうんで(笑)。
―――そうですね(笑)。
篤:まあ、俺は言うタイプなんですけど、この短時間でも分かったと思いますけどメンバーは全然言わないタイプだったり。
―――そうですね、バランスが取れてますよね。
篤:言わないというより言えないタイプの人もおるし、頑張りたくても頑張れない人もおるし。
そこをちゃんとくみ取った上で音楽にしたいなと。
―――みんなが思ってることをまとめた文って感じですか?
篤:いやもちろん俺個人の意見はありますよ。
それをおもしろおかしくすんのも俺やけど、絶対的に(メンバーが)思ってることを書いてます。
大河:明らかに性格が違う訳じゃないですか。
それでも一緒に居られるって言うのは、篤が話す言葉に共感してる部分がありますし。
―――1人で爆走していないってことですね。
大河、空志:そうですね。
篤:してたら、できてない。
大河:ライブとかでも、MCがすごい喋る方なので、たまに篤が話してて自分でもウルってしてしまうくらい(笑)。
篤:それダメっすけどね(笑)。
大河:いやでもほんま、なんか自分が思ってることとリンクした時がすごくて。
うわ思ってること言ってくれてるーー!!
ってなった時がすごい自分も気持ち上がりますし、そう言うのがあるから性格が違っても一緒に居られるんかなあって思います。
ただやっぱ、ずっと一緒にいたくはないですけどね(笑)。
―――(笑)。
篤:面白い(笑)。
初めて面白い(笑)。
撮れ高あったんじゃないすか(笑)?
空志:今なんか山場やった、なんか初めてオチあったな(笑)。
篤:そう、初めてオチあった(笑)。
ちょっとうれしかった。
大河、空志:笑。
篤:俺はステージに立った時にマイクを通して、スピーカー通して思いっきり言えるんですよ。
でもメンバーはコーラスマイクが立ってようが自分の思いは楽器でしか表現できないから、俺がライブ中もそれ以外でもこいつらのことを見て、今こう言うこと感じてるなあとか、思っとるなあとか。
変な話みんなバカなんで、わかりやすいんですよ。
だからちゃんとそれをくみ取った上で言葉を発信できるんで。
ツイートも安易に発信しているんじゃなくて、性格も踏まえた上で優しく言うけども、俺らしさも殺したくないから、触ったら痛っ!
みたいな感じで言うようにしていますね。
―――裏表がないんですね。
篤:すごい生きにくいっすよ。
バンドとかじゃなくて俺自身まず生きにくいですし。
思ったこと言ってしまうし、顔にも出てしまうし。
でも今までの人生間違いかって言われるとそんなことないと思ってるし、実際今こうやってインタビューしてもらったりとか、今日の対バンも俺らを信用して大阪代表として呼んでくださったし。
……何の話してたか忘れたわ(笑)。
―――オチが(笑)。
篤:まあとりあえず俺はこいつ(大河)と一緒に居たくないっす(笑)。
空志:はははは(笑)。
―――仲がいいんですね!
篤:いやあ……(笑)。
―――(笑)。